


- 2025/02/07
- 日々是好日
- 乳がん手術縫合部、縫った痕のピリピリ、ビリビリ、ズキンとした痛みでお悩みの方へ朗報
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皮膚および皮下組織の断面図 トートラ標準解剖生理学より
感覚器としての皮膚は大部分が触覚、温度覚、痛覚、振動覚の知覚神経を持つ。一部は植物神経として腺、平滑筋繊維、血管を支配する。
真皮の乳頭層には、自由神経終末と呼ぶ痛覚受容器や、マイスネル小体と呼ぶ触覚受容器が分布している。腫瘍摘出のために、この領域を切開して縫合するのでしばらくは痛みや感覚鈍麻がある。問題は、その後の回復期を経てもピリピリ、ビリビリやズキンとした痛みが残ることがある。
ランゲルライン(皮膚割線)
皮膚にもランゲルラインという走行ラインがあり、これに逆らった切り口は後々に問題が起こりやすい。当院では、これらの神経を手技によって整え、正常な感覚に近づけます。特に乳がん手術後に痛みで苦しむ女性に喜ばれています。